今からさかのぼること1年半前。
いつものように、古屋と僕は都内某所のデニーズでコーラを飲みながら雑談をしていた。
「後輩欲しくない?」
「欲しいですねぇ」
「…あ!」
この何気ない会話から、僕たちの頭に閃光が駆け抜けた。
後輩という名目で人を募集すればお金を払わずに人を使うことができる!!
こうして
僕たちはインターネット上で「後輩」を募集する後輩オーディションを行った。
2005年の第1回後輩オーディションによって、僕たちは
「引きこもりミュージシャン・ノリアキ」
「湧稲国朝輝」
という2人の逸材を発掘し、彼らは現在ネットを中心に活躍している。
そして
2006年10月29日。
第2回後輩オーディションが開催される―――。
「今年はどんな逸材がやってくるのだろう」
胸を高鳴らせ、面接会場となる都内某所の中学校に向かった。
しかし、この日。一番最初に僕らに衝撃を与えたのは、後輩希望生ではなく、この男だった。

湧稲国朝輝
彼は、第1回「後輩オーディション」でなんと沖縄から受験しにきた強者(もちろん、悪い意味での)である。
現在は「天才詩人」として活動しているのだが(また「文豪」「妖精」などの売り出しも目下検討中である。)
なぜかこの日、髪の毛を金色に染め、さらに眉毛まで完全に染め上げてきたのである。
「ど、どうなっちゃってんのお前?」
すると湧稲国は言った。

驚かせようと思いまして。
しかし、僕には、一瞬にして湧稲国が嘘をついていることが分かった。
湧稲国が後輩オーディション前日に金髪にした目的とは?
それは、いわずもがな、「志願者への威嚇」である。
本人は「違いますよぉ」と否定していたが、新しく入ってくる後輩たちに舐められないがための威嚇を意図していたのは間違いない。
● 中2の発想
である。
(※ちなみに、これらのワキナグニの努力は全て水泡に帰すことになるのだが、それはまた後の動画で明らかになります)
そして、僕たちは去年と同様に、
この部屋で、受験生が扉をノックするのを、今か今かと心待ちにしていた。
そして、ついに…!
後輩オーディション2006~新しい風~の幕が切って落とされることとなった。






山本大介(24歳)
都内某医学部に通う、医学大学生である。
「手元の資料によると、君は、医学生ということなんだけど、どうしてまた後輩オーディションを受けようという気になったのかな?」

はい。

私は昔からウケる日記を拝見していまして、あと恋愛体育教師の講演にも行かせていただきました。自分の周囲には、真面目な人が多いものでして、みなさんのような人と違う発想に触れることで自分の人生においてよい経験になると考えたのです。
「なるほど。で、君はどういう形で一億円プロジェクトに貢献できるの?」

やはり、私は医学生として知識がありますので、みなさんが体を悪くされたときや、特に、ノリアキさんなどは、ライブで激しい動きをされると思いますので、そういった体のケアなどの健康面で貢献できると思います。

「・・・。」
「なるほどね」
「じゃ、踊ってもらおうか」

「全然、固いよ。動きが」

そ、そうですか…。
「君、正直、このままだと、難しいよ後輩は」

・・・。
あのさ、今までは医学部っていうブランドでなんとかやってこれたかもしれないけど、俺たちが求めてるのはそういう学歴とかじゃないからさ。
俺たちが求めるのは「人としての魅力」なんだよね。
じゃあさ、ちょっと「笑顔」見せてもらえる?
人柄ってさ、結局「笑顔」に出ちゃうからさ。
これ以上できないっていう満面の笑み、やってもらえる?

はい。
それじゃ、3,2,1って言ったら最高の笑顔ください。

分かりました。
はい。3,2,1

ふざけてるよね?

い、いえ、決してそんなことは…。
も、もう一度やらせてくださいお願いします。
はい、3,2,1

あの・・・前よりしょぼくなってるんだけど。
「湧稲国~」

はい。
今から、湧稲国が「これぞ笑顔」っていうの見せるから。目に焼き付けておいてね。

湧稲国先輩、よろしくお願いします。
じゃ、湧稲国お願い。
はい。3,2,1

「うん。いいね」
「やっぱり、1期生は違うね」
じゃあ、山本くん、湧稲国先輩のを踏まえてね。次が本当に最後だから

はい。
はい。3,2,1.

君、完全にふざけてるよね。
***
その後の質問で
「普段はキレる方?」
に山本大介は
「ほとんどキレません」
「じゃあ、彼女がレイプされてたら?」
「それはキレます」
そこで実際に彼女が襲われているシーンを実演してもらうことになりました。
(*レイプ魔役としてに湧稲国を起用しています)
「レイプ魔・湧稲国にキレる山本大介」
「あ、そういえば山本くん、医学部なんだよね?」
「はい。」
「じゃ、医龍やってよ」
こうして山本に医龍をやってもらうことに。
湧稲国の患者を、凄腕の医者・山本(医龍)がやってきて横取りして直してしまうシーン。
「ワキナグニ、分かる?」

やってみます
「医龍」
【特典映像】
山本大介が「水野愛也のラブゼミナール」や「禁断の発想術のDVD」は見ていたのに「スカイフィッシュの捕まえ方」を見ていないことに関して、「スカイフィッシュの捕まえ方」脚本・監督の古屋が激怒するシーン。
(山本くんは礼儀正しくて頭のよさそうな学生さんでしたので、これからも色々と活躍してもらえそうです。)
ただ、これが普通の面接であれば、面接官も大喜びと言った感じなのだが、
いかんせんこれは後輩オーディション。
古屋と僕の間には、ある共通の感情が生まれつつあった。
それは
「もっとポンコツが欲しい」
ノリアキやワキナグニを超えるような濃いキャラクターが、日本のどこかに必ずいるはずだ!
そんな思いを胸に、次の志願者が扉を叩くのを待ちました。
すると、ついに、次回、僕たちが求めていた、「逸材」が登場することに!!!
(請うご期待!)
そういえば、この前僕が出た倉田くんのネットテレビがオンデマンド放送で見れるみたいですー!
後輩希望者&一線級の後輩「湧稲国」の魅力には遠く及ばない僕の動画ですが、
よかったらぜひ。
コチラ↓
http://www.odoroku.tv/vod/00000084D/index.html
2006年11月05日 00:38